2004-08-21 ■ livre 「重力ピエロ」(伊坂幸太郎) 読了。 人の一生は自転車レースと同じだと言い切る上司もいれば、人生をレストランでの食事に喩える同僚もいた。つまり、人生は必死にペダルを漕いで走る競争で、勝者と敗者が存在するのだと考え方と、フルコースの料理のように楽しむもので、隣のテーブルの客と競う必要はなにもないという構え方だ。 ペニスの味わう、たった九秒間の絶頂感が、子に六十年の苦痛を強いる。 覚えておけ。私が生きている限り、死よ、おまえは敵としてやってくる。 本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ。